アップルパイ【卵・乳なし】

 

 

「一日一個のリンゴは医者知らず」「リンゴが赤くなると医者が青くなる」という言葉があるくらいなので、栄養があるのでしょうね。

「An apple a day keeps the doctor away.」英語でもことわざがあるそうですよ。

リンゴはお見舞いの定番ですし、幼い頃風邪をひいた時には母がリンゴをすってくれた思い出もあります。風邪の時のすりおろしリンゴはとても美味しかったなぁ~。

おなかに優しいというイメージもありますね。

 

具体的にどんな栄養があるのか見てみようと思います。

 

 

リンゴについて

 

リンゴ100gあたりの栄養価

成分名 単位
カロリー 54 kcal
水分 84.9 g
脂質 0.1 g
コレステロール 0 mg
無機質 ナトリウム 0 mg
カリウム 110 mg
カルシウム 3 mg
マグネシウム 3 mg
リン 10 mg
0 mg
亜鉛 0 mg
マンガン 0.03 mg
脂肪酸 飽和 0.01 g
一価不飽和 0 g
多価不飽和 0.02 g
食物繊維 水溶性 0.3 g
不溶性 1.2 g
タンパク質 0.2 g
ビタミン C 4 mg
E 0.1 mg
B1 0.02 mg
ナイアシン 0.1 mg
B6 0.04

mg

 

 

リンゴの効果・効能

動脈硬化・糖尿病予防」

「高血圧予防」

  • 豊富なカリウムでナトリウム(塩分)を排出

「整腸作用」

  • 水溶性食物繊維ペクチンで便秘解消・下痢にも有効
  • 便秘が改善されると頭痛、肩こりも改善される
  • 胃酸が少ない時には増やし、胃酸が多い時には中和して、胃酸を調節してくれる

「貧血予防」

  • 豊富なビタミンCで鉄分の吸収を高める
  • クエン酸、リンゴ酸などの有機酸が余分なコレステロールを排出、疲労回復効果も

「虫歯・歯肉炎予防」

  • リンゴを噛むことで歯肉も丈夫になり、唾液分泌も良くなる
  • アップルフェロンは歯に虫歯菌をつきづらくする

「抗酸化作用で美肌・老化防止」

  • 美肌効果のある物質が多く含まれ、体内から優しく作用

「りんごポリフェノール

  • 花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす酵素抑制

  

 

 ペクチンとリンゴポリフェノールでダブル抗酸化作用

 抗酸化作用とは、自身が酸化されることで体内の細胞を酸化から守る性質のこと。酸化することを簡単に言うと、さびついた状態だそうです。なんと怖い言葉でしょう。

体の中の機能がさびつくと正常な働きができなくなり、さまざまな生活習慣病の原因となりそうです。

体の中をさびつかせないようにするのが抗酸化作用。

 

リンゴを切って空気にさらしていると茶色っぽく変色するのは、「リンゴポリフェノールが酸化しやすい」という性質を表しているようです。酸化しやすいリンゴポリフェノールは強い抗酸化作用をもっているということですね。

 

 

ポリフェノールは、植物が光合成を行う時にできる物質の総称で、リンゴには100種類以上のポリフェノールが含まれていると言われています。リンゴポリフェノールは皮と果肉の間に多く含まれているので、皮ごと食べた方が無駄なく栄養を摂ることができるようです。

 

 

またリンゴに含まれる栄養素を損ねることなく摂取するには、そのまま生で食べるのが一番のようです。リンゴに含まれるビタミンCやビタミンB群などの水溶性ビタミンは、熱に弱いため加熱すると破壊されてしまいます。

おいしく食べながら、元気を保てるリンゴは最高ですね。

 

 

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材料

 【煮リンゴ】

りんご       2個

はちみつ    大さじ2

水       小さじ1

レモン汁      少々

 

【パイ生地】

強力粉              135g

薄力粉              135g

太白ごま油(お好きなオイルで)   75g

豆乳(牛乳・水でもOK)     120cc

甜菜糖(砂糖)         大さじ1

塩             ひとつまみ

とき卵(はちみつでもOK)     少々

 

作り方

 【煮リンゴ】

  1. リンゴを四つに切って芯をとり、好みの大きさに切る。
  2. すべての材料をお鍋に入れて、リンゴが柔らかくなるまで弱火で煮る。

 

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【パイ生地】

  1. オーブンを180℃に余熱する。
  2. ボウルに粉と塩を入れ混ぜ合わせる。
  3. 油と豆乳、甜菜糖を入れ、ひとまとめにする。
  4. 生地を二等分にして、めん棒で厚さ3mmくらいにのばす。ここで折って伸ばすことをくり返すと層ができる。
  5. 油を薄く敷いたパイ皿に生地のひとつを伸ばして、フォークで穴をあける。
  6. 煮リンゴをのせ、伸ばして切ったもうひとつの生地を編んで蓋をする。
  7. 照りを出すためのとき卵をぬる。卵アレルギーの場合はちみつをぬると照りが出ますよ。
  8. 180℃に余熱したオーブンで30分くらい焼く。

 

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りんごには、ことわざのとおり私たちの体に嬉しい栄養素がたくさんありました。

 

栄養素を損ねることなく摂取するには、そのまま生で食べる、リンゴポリフェノールは皮と果肉の間に多く含まれているので皮ごと食べたほうがいい!ということがわかったのに、加熱してるし、皮むいてるし(笑)

 

今日は手を加えてしまいましたが…おやつのアップルパイ、家族みんなで美味しく頂きました♪

アップルパイにしても美味しいし、リンゴをそのまま食べて、医者いらずに過ごせるといいですね。

 

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